娘の傷に塩を擦り込む母
剣呑なタイトルですが、単なる思い付きですので、お気になさらず。
現代人の必需品の一つ、携帯電話。私も一応所持してはいますが、インドア派ぐーたら専業主婦にとっては、実のところ無用の長物です。
滅多に使わないため、充電しない。電池が切れて繋がらないことも多いため、人にも番号を教えない。悪循環成立です。
かくして、夫がどうでもいい用事がある時に、気紛れにかけてくるだけな、私のケータイの普段の役割は、『時計よりも静かな壁飾り』でありました。
さて、そんな壁飾りが、珍しく音を鳴らした、昨日の昼下がり。
愛する亀さんに、ライトを当てろとか消せとか言うのだろうと、上の空で電話を取ると、聞こえてきたのは女性の声。
え? 何?? 誰??? 夫のケータイをなぜ女性が????
浮気か?!とは全く考えません。ズル賢い夫に、この種のミスはあり得ません。
まさか、どこかで事故った?!
しばしパニック。相手の話している内容は、一切耳に入ってきません。
そして十数秒後。「もしもし? ○○ですけれど。わかります?」と言われて、やっと我に返りました。なーんだ。保育園の担任の先生じゃないですか~。
発信元は保育園の電話でした。私が表示を見ていなかっただけです。
私ってば、自分のケータイが、糸電話のごとく、一台の電話だけに繋がっているものと、心の底から信じていたんですよ~。
しかし、先生はなぜ、いきなり優先度4番目の番号に、かけてきたんだろう…。
いや、そんなことより、保育園から電話が入るということは、つまり!
後半へ続く…。
はい。まりにゃん、やらかしました。発熱ではないです。怪我です。遊んでいて、転んで、顔面強打。流血事故に発展したという連絡でした。
あ、最後の一文は、大げさ度250%で私が脚色したものですので、ご心配なく。
出血したのは、口の中。幸い、顔を出したばかりの前歯は、折れるほど伸びていなかったため、歯茎近辺の出血だけで済んだそうです。本人は、ショックで泣いているものの、お昼は半分くらい食べられたと聞いて、私もほっと力を抜きました。
食欲がある、イコール、元気。
相変わらず大雑把な母親です。
報告しただけで、お迎えは必要ない、と先生が言ってくださいましたので、傷ついた娘はそのまま夕方まで預かっていただくことにしました。
そして夕方。先生方にご迷惑をお詫びした後、引き取った娘のお顔を観察。運動会直前に、青あざができていたら、悲惨だな~と思っていたのですが、外傷は唇の上がすりむけているくらいでした。
さて、ここで、まりにゃんのある秘密をこっそり公開。鋭い方は気付いたかもしれませんが、実はまりにゃんには、お鼻がありません。本人は認めようとしませんが、顔面強打しても、擦り傷一つ負わない、そのちっちゃなかわいい物体を、とてもお鼻とは呼べません。
…と言ったら、半泣きのまりにゃんに殴られました。
家へ帰る道すがら、なぜ転んだのか尋ねてみると、「ねこちゃん遊びをしていて、ずでーんって…」 話の途中でぷっと吹き出し、「ばかなやつ~」と笑い転げた私は、またもや娘にぽかぽか殴られました。
いいじゃーん。無事だったからこそ言える、おふざけなんだからー。
このところやられ放題のママ、容赦なしです。しかし、後日の反撃が恐ろしい………かも。

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