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2009年12月 5日 (土)

母と娘の連弾発表会

センスはないけれど練習のオニなママと、練習は嫌いだけれどセンスはバツグンなコドモの、ピアノの競演。
無茶で無謀なこの試みの結末は、果たして…?!



発表会の曲は、まりにゃんと合意の上、7月下旬に決定しました。
それから本番まで、3ヶ月。
まりにゃんが、一緒に練習してくれることは、稀でした。

でも、自分のパートはすぐに覚え、ママのレッスン日に学校が早く終わると、進んで同行してくれるなど、まりにゃんなりに、協力態勢。
発表会の3日前には、本気モードで練習に付き合ってくれ、そのおかげで、最終的には完成した形で、本番に臨むことができました。



そして、10月某日。
大人の発表会、当日です。
会場は県西の某ホテル。
私が出場するのは、サロン部門の第3部で、22人中13番目です。

3ヶ月前のミニ演奏会では、先に弾かれた方々の名演奏ぶりに、臆して、緊張を募らせてしまったものでしたが、今日の参加者さん達は、雰囲気に呑まれてしまったのか、皆様、なかなかパーフェクトとは、いかない様子。

これなら私も、極端に見劣りすることはないかもぉ~。
人様の失敗に心安らぐとは、我ながらみみっちい根性ですが、肩の力が抜けたのは確かです。

ふと思ったのですが、7月の演奏会で、私がパニックに見舞われたのは、「私は一番ヘタですから」 とかいう自己紹介をしておきながら、その直後に、それは見事な演奏を披露してみせる、ウラギリモノ~な面々に、原因があるとみましたよ。

アナタのそれが、一番ヘタだと仰られては、明らかに実力がそれ以下な私は、立場がないじゃないですか。
ピアノ歴ダントツ最下位の引け目もあって、私、かなり萎縮しちゃったんですからねっ。
謙虚は美徳というけれど、度が過ぎると、悪徳だと思うわよ。

…なんて、脱線してグチってないで、さっさと話を進めましょうね。
先は、ものっすごーく長いんだからさー。



さて、『サロン』 部門とは、大勢の前で弾くのがイヤな、心臓弱者のための、小規模スタイルコース。小さな部屋で、アットホームな雰囲気の中で、演奏できます。
…と聞かされていました。

ところが、行ってみると、そこは私の想像の2倍広く、室内には、椅子がずらり。
第3部の開演時、それらは満席で、立ち見を含めた聴衆は、30人…いや、40人?
ま、まじですか。
私は、身内プラス数名を、想定していたのですが……。

幸い、サロンは出入り自由の気安さがあり、目的を達成した人々の多くは、途中で退室。プログラムが進むにつれて、人数は減っていきました。

出番待ちの間、私は気が重かったりはしたものの、どきどきやぶるぶるは、特になし。
気負いがなかったからか、あるいは、気合いが入っていなかったのか?
隣に座るまりにゃんの手を、撫で撫でしていたら、さらに気が紛れて、いい感じ~。

その まりにゃんは、姿勢よく座って、静かに順番を待っています。
お行儀のいい まりにゃんは、よそいき まりにゃん。
キミはもしや、緊張しているのかい?
ママという、不確定要素を抱えての、発表会に。

そうこうするうちに、11番目の方の演奏が終了。
12番は欠席と紹介されて、いきなり、13番の私達の出番が回って来ました。
私にとっては、ラッキーなハプニング。
いらぬプレッシャーが、うっかり目覚める前に、とっとと済ませてしまうに限ります。

まりにゃんと一緒に、前に出て、客席に向かって、ぺこり。
驚いたことに、聴衆は全員、透明人間です。
人を人として認識してはいけないと、私の頭が、勝手に自衛対策を取ったのでしょうねぇ。
その時は、「あらぁ…」 と思っただけでしたが、今思うと、シュールな体験でした…。

司会者がコメントを読んでいる間に、楽譜を広げて、まりにゃんの椅子の位置合わせ。
「どうぞ」 の声を合図に、連弾アレンジ版 『別れの曲』、スタートです。



弾き始めは意外と冷静でした。
と自分では思っていたのですが、後でビデオを確認してみると、やけに速くないかい…?
表現面の要というべき、『だんだんゆっくり』 記号も、完全に無視してます。
あからさまな違和感はないけれど、ゆったり聴かせる曲でこれは、不本意だなぁ…。

ビデオを見て、いやぁ全然気付かなかったよ~と、笑って誤魔化す私に、まりにゃんは口を尖らせて、「あたしはわかってたもん」

「あの時、『ママ、もっとゆっくり…! ゆっくりだよっ』 って、ずーっと心の中で言ってたんだよ。なのにママってば、全然気付いてくれないんだもん」

あ…いや…ごめん、でも、ママ、ちょー能力者じゃないからさ……。


「途中からでも、ゆっくりにしてくれるって信じてたのに。ウラギラレタ気分だよ」


そ…そこまで言うのか…!


娘との意思の疎通に、失敗した母。
母子連弾の試みは、失敗だったのか?

…ということはなく、むしろ、これぞまさしく 『息がぴったり合った演奏』 でしたよぉ。
びっくりするほど、ぴったりきっちり、音が揃っています。

ちなみに、私は自分のことで精一杯で、『合わせる』 なんて概念は、皆無でした。
これは、最初から最後まで、全力でママをフォローしてくれた9歳児、まりにゃん一人のお手柄です。



さて、アップテンポで、しっとり感にはやや欠ける 『別れの曲』 でしたが、ミスタッチは、前半では、聞き流せる程度の乱れが2回だけ。
全体の流れは順調で、中盤の山場も、ノーミスで越えました。

これはこのまま行けるかも?
と、私が思い、オットでさえそう感じたほど、安定感を保って、曲は終盤へ。
しかし…。

所詮私は、平穏無事とは縁遠い女。
残りあと2行、というところで、やらかしてしまいました。
盛り上げていくクレッシェンド部分で、指の位置取りを間違え、修正できないまま、見せ場のフォルテの音を外しました。

響いた音は、いかにも自信なさげな、哀れっぽい不協和音。
その滑稽さに、張り詰めていた気持ちが緩んだ私は、笑いがこみ上げ、演奏を中断してしまいました。

まりにゃんは、「間違えても、出来るだけ止まらずに弾き続けるように」 という先生の指示に従って、演奏を続けたのですが、ママの顔に書かれた 『仕切り直し』 の文字が見えたのか、少し遅れて演奏を止めました。

演奏をどこから再開するか、私が考えている間に生じた、7秒の 『間』。
その場にいた誰にとっても、長く感じられたことでしょう。



気の毒だったのは、まりにゃんちゃん。
ここはママの仕切りどころで、定評のある まりにゃんの本番度胸も、ここでは宝の持ちぐされ。

ママがどうするか。この後どうなるのか。
予測ができず、不安を募らせた まりにゃんは、
「コドウがとても速くなって、もう泣きそうだった」
そしてこの時、まりにゃんの心臓は、「耳の中にあった」 そうです。

な…なんという迫力の大音量だったのでしょう…! キミの鼓動はっ。

おそろしい思いをさせちゃって、ごめんよぉ。まりにゃん。
ママはこの時、ここから立て直す自信は、一応、ちゃんとあったのよ。
でも、まりにゃんは、気が弱いママの頭の中が、真っ白化していると、思っちゃったのね?

まりにゃんの自尊心をくすぐるために、「まりにゃんだけが頼りなの!」 と繰り返し言い聞かせ、『頼りないママと、しっかり者のまりにゃん』 の構図を、強調し過ぎたのが、失敗でしたかねぇ。
多少のトラブルは大丈夫! な 『しっかりママ』 像も、まりにゃんの心に植えつけておくべきでした。

え? 私のキャラでは、それは無理?



まりにゃんの動揺に全く気付かないまま、私は中断7秒後に、心の準備を完了。
楽譜を指し示し、「ここからね」 と、まりにゃんに声をかけました。
そして、まりにゃんの反応を待たずに、いきなり一人で演奏再開。

おいおいおい…。
そこは、「せーの」 で二人一緒に入るところでしょうが。
なんだかんだ言って、焦ってたな。私。

独走・暴走するママに、まりにゃんは、内心はともかく、表面上は慌てず騒がず、2小節目から、すっと合流してくれました。
どこからでも入れるそのワザが、私にもあったなら、演奏を中断せずに済んだでしょうに。

その後は、相変わらずのスピードはともかく、ミスタッチは、なし。
滅多に揃わない、鬼門の最後の音は、まりにゃんの 「せーの」 という囁きに合わせて、鍵盤同時押し、大成功。
その音をフェルマータで5拍ためた後、鍵盤から両手を上げるタイミングまで、ぴったり合わせて、無事に(なのか?)演奏を終えました。

再び客席に向かってお辞儀をして、そのまま会場から脱出です。
人の演奏には興味ありません、みたいな態度は、よろしくないとは思いますが、なんというか、澄ました顔で観客していられるような、精神状態ではなかったんですよ。もう。

ちなみに、この時には、透明人間さん達は皆、人間の輪郭を取り戻していました。
20人くらい、聴いてくださっていたのかな。



先生は、満面の笑顔で迎えてくださいました。
私同様、あるいはそれ以上に、安堵し、解放感を味わっている…ように見えます。
決め所で音を外すのが得意な生徒の演奏を、固唾を呑んで、見守ってくださっていたのでしょうね。予想通り、最後にハラハラさせてしまって、申し訳なかったですぅ~。
「あれくらい全然大丈夫です。よかったですよ~」 と言ってくださいました。

オットからは、「あの中では、上手い方だったよ」 という感想を頂戴しました。
釣った魚にリップサービスをしないオットの、珍しい褒め言葉。
ちったぁ見直したかい? ぽよぽよな私でも、やる時はやるのさっ。

私自身の感想は、ノーミス演奏など、始めから自分に期待していなかったので、あの6分の5地点までの出来栄えで、十分。上出来。満足です。

まりにゃんにとっては、涙の心臓ばくばく体験により、あまりいい思い出としては、残らなかったようです。
自分がしっかりして、ママをフォローしなきゃ、という意識が、多分強過ぎたのでしょう。
私が、やり方を間違えちゃったのね。反省反省。

頼りないママを心配するあまり、9年5ヶ月の人生の中で、おそらく最大の緊張を、体感させられちゃった、まりにゃんちゃん。
でも、これはこれで貴重な体験だったなと、振り返れる日が、いつかきっと来るさ!

ちなみに、練習のパーフェクト率が、決して高くはなかった まりにゃんですが、本番はノーミスで決めるあたりは、さすがまりにゃん。やってくれます。

とにかく、まりにゃん。ママのお守り、お疲れさま。
演奏をうまくまとめてくれて、本当にどうもありがとね~。



ところで、この演奏会の参加者には、もれなく別室でケーキセットが振舞われます。
但し、1名分。

ホテル側の、ズルい販売促進戦術ですよね。これ。
ケーキセットなんて、普通、一人では食べないっしょ。
権利を捨てるのもなんだし、我が家も、オットとまりにゃんの分を、追加注文しましたが、普段だったら、あり得ませんよ。単価1,500円のケーキセットなんて。
ただ、上品な味わいで、いい記念にはなりました。

ヒルトン・ケーキ

この発表会の参加人数は、231人。
そのうちサロン部門は、76人。
思っていた以上に、大規模なイベントだったのね。

その割に、我が教室からの出場者は、少数派。
10何人かいるうちの、4人だけだったんですよ。

大人の発表会にも、コドモの発表会並の強制力があると、勘違いした私。
やられました…。
本当に任意だと知っていたら、自己満足で大満足の私は、こんな場所にのこのこ出て行ったりしなかったのにー。

ただ、終わった今は、その消極的心理も、いい経験をしたかな、という気持ちに変化しています。
人生初の、発表会出場体験。
この性格で、この年で、頑張ったよ。私。
ね?

さて。見直せば見直すほど、長くなって行く、発表会レポート。
この辺で、いい加減に本当に打ち止めにします。
原稿用紙10枚超の長文に、最後までおつきあいくださいました皆様。
もしもいらっしゃいましたなら、お疲れ様でございました & ありがとうございました~。

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2009年12月 1日 (火)

レッスンノート Vol.15 <09年7月~9月> 指使い研究

7月以降は、発表会の曲の練習もあって、ブルグミュラーは1曲ずつ、進める形になりました。

7~9月のレッスン回数は、9回。
今年前半のペースだと、うっかりすると、1曲も仕上がらないところでしたよ。
幸いというべきか、7月から専業主婦に戻ったので、心を入れ替え…いえいえ、気持ちを切り替えて、練習に励み、このvol.15でも、なんとか2曲、終了報告をすることができました。

発表会の曲は、コドモと相談の上、7月中旬に決定。
連弾用ハ長調の 『別れの曲』 を選びました。
原曲は、♯記号が4つも付く難曲ですが、こちらは、時々臨時記号が入るくらいで、私の第1パートは特に、申し訳ないほど音が少なく、はっきり言って、易しい曲です。

ただ、この連弾曲の楽譜には、指番号がほとんど書き込まれておりませぬ。
私が使っているブルグミュラーの楽譜も、決して全てに番号が振ってあるわけではないのですが、ここはどの指を使えばいいのか、と悩んだことはないので、そういう意味では、親切ではありませんでしたね。この、カンタン版 『別れの曲』 は。

指使いを模索しながらの、譜読み作業。
私にとっては、これが、この曲の最大の課題だったような。
1か月後に、もっと楽な指使いを見つけて、変更してみたりと、試行錯誤でしたけれど、そういう事ができるようになった自分に酔って、楽しく取り組ませていただきました。

 ブルグミュラー15番 バラード  (5/26~7/21 レッスン回数:7回)

テーマの部分の前半は、16分音符が私の課題。現在難航しているハノン21番同様、左手16分音符は、実際に弾いている速度は、頭の中のイメージよりも遅いらしく、一定のリズムを刻む右手との間に、ずれが生じる。各種リズム替えの他、指の置き方も気にしてみる。

テーマの後半は、crescの重音を、思い切って強く弾いて、フォルテに繋げる。

中盤その1は、左手が全部和音で、しかもよく移動する、初見演奏お手上げパターン。これは覚えるしかないので、レッスン前に、家でかなり弾き込んでおいた。おかげで、私にとっては一番きつい箇所だった割に、レッスンでは、ただの一度も注意されずに終わった、微妙なパート。
レファラの和音を、2・4・5の指で出すのは、かなり苦しい。素直に1・3・5の指を使えば簡単なのだが、次のファラレを楽に弾くためには、仕方ない。指の強さはバラバラな気はするが、とりあえず、繰り返して慣れることで克服した。

中盤その2の付点4分音符は、3拍の長さになっていない。しばらく、「ラ・2・3、ファ・2・3、レ・2・3、ソ・2・3」 と、口に出して弾いて、間隔を覚える。

指定速度は、付点4分音符の68。この曲では、1拍の間に、3音から6音入れる。しかし、1拍の間にバランスよく2音以上入れるのは、私には無理なので、8分音符を基準にしてみる。付点4分音符の68は、8分音符なら204。手始めに、174(付点4分音符で58)でメトロノームを鳴らしてみたら、とても合わせやすい。メトロノームがあった方が弾きやすい曲だった。

 ブルグミュラー16番 ちょっとした悲しみ  (6/30~9/8 レッスン回数:6回)

ト短調なのだが、ミが♭であることを、よく忘れる。

指定速度は、4分音符の84。私のメトロノームは、8分音符の168。
前半の左手16分音符は、当初よく転んだが、メトロノームを使ってみたら、意外とゆっくりだとわかり、以降、安定。

後半の後半は、伴奏のくせによく動く左手に、引きずられている感じ。右手だけの練習を取り入れて、メロディを意識すると、だいぶ落ち着くようだ。
ここの左手は、「16分音符×4」+「8分音符+8分休符」 の組み合わせを3回続けた後、「16分音符×4」+「16分音符×4」 と来る。この最後の 「16分音符×4」 が、私の鬼門。右手がずれるか、テンポが落ちるか、指が絡まるか、必ずどれかが発生する。右手が入るタイミングが曖昧なのが、原因とわかり、この小節だけを取り出して、部分練習。修正できるまで、200~300回かかった。



ピアノの練習は、場合によっては、量より質。
弾けば弾くほどうまくなる…のは第2段階で、まずは、問題点をしっかり把握しておかなければ、練習を積み重ねても、意味はない。
漠然と弾いているだけでは、何百回弾いても上達しない。
この曲に取り組んで、そんな事を実感した。

 2008年1月~2009年9月(71回) レッスン終了曲

◇ ハノン
 1~22番
 (23番:レッスン中)

◇ バイエル
 100番・102番・105番・106番

◇ その他の曲
 すみれ(ストリーボック)
 メヌエット(バッハ)
 エチュード(ツェルニー)
 (連弾用ハ長調 別れの曲(ショパン):レッスン中)

◇ ブルグミュラー 25の練習曲
 1~16番
 (17番:レッスン中)

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2009年7月18日 (土)

レッスンノート Vol.14 <09年4月~6月> ハイスピード舞曲

7月のある日の日記より。

無事に終わった…という表現が妥当かどうか、個人的にはかなり微妙だった、大人のレッスン生のプチ演奏会。

私の出番は、7人中5番目。順番が近づくにつれ、心臓ばくばく、手はぶるぶる。鬼門のイントロで しくじって、「ごめんなさぁーい。もう一度、始めから行きますっ」

デ○ーズ仕込みの、危機でも明るい口調で、自らをフォローすること3回。その後ようやく繋がったものの、緊張に焦りが加わったその先は、なぜか、実力を上回る、超ハイスピード演奏に。このまま行ったら、指使いが複雑化する中盤で、自滅だわ…!

スピードを落とせ、落とすんだっ…と、脳が必死に指令を出すものの、両手は完全に制御不能。楽譜の音符も目に入らず、ついに頭の中は真っ白に。頼るのはもはや、手と指の感覚の記憶のみ。こうなってはもう、開き直るより他にない! なるようになる! いや…。なってくださいぃぃ~っ。

そして、心ここにあらずのまま、過去最高のスピードで突っ走ることとなった 『ブルグミュラー14番 シュタイヤー舞曲』 は、結局、これでもかこれでもかと弾き込んだ練習量がものをいい、奇跡的に、大きなミスなく最後まで弾き切ることができたのでありました…。

先生方からの賛辞がリップサービスにしか思えない私は、秋の本番発表会への参加表明をしたことを、ただいま全力で後悔中。度胸満点なコドモに、精神的に100%依存しそうだわ…。

完全なプライベート日記にしては、異様にテンションが高い、この文章…。
ブログ化を意識して書いたのかな?
その記憶すら定かではないほど、この日の私は、精根尽き果てていたようです。
とりあえず、折角ブログ向けに書いた(のか?)なので、最近ご無沙汰のピアノカテゴリで、公開してしまいましょう。



そのピアノカテゴリ、半年以上サボっておりましたゆえ、話がいろいろ見えないことと思いますが、実は私、秋に開催される、大人のレッスン生の発表会 『大人の音楽祭』 に、出場することになっております。
「おじちゃんの結婚式で着たドレスを、もう一度着させてあげる」 というエサに、まりにゃんがかかってくれたので、母子連弾です。

上述の演奏会は、私が通う教室が独自に開催した、小規模なイレギュラーイベントでした。
秋の大舞台前の度胸付けにと勧められて、こちらも参加することにしたのですが…。

レッスンで仕上げたばかりの、一番弾き慣れた曲を選び、うまく聴かせようと思わなくていいんだから、と自分に言い聞かせて、当日まで、それほどプレッシャーに感じていなかったのですが、それは単に、緊張感というものを忘れていたから、だったのですね。まさか、自分がああいう状態になろうとは…。確かに、大舞台前の、いい勉強になりましたとも。本番の時は、べたつく手を拭う冷たいおしぼりを、忘れずに持参しなくては…!

この日のパニックの原因の一つは、緊張で汗ばんだ手が、鍵盤にくっ付いて離れなかったらどうしよう…! という不安。暑い夏の練習中、時々そういうことがあるものですから。
ただ、そーゆー手で、あの速度を出せたところをみると、あまり気にしなくても大丈夫なのかも…。



ところで、可愛らしく着飾ったコドモに、人々の注目を集めさせて、自分へのプレッシャーを軽減しようという母の目論みにより、余計な発表会に出なければならなくなった まりにゃんに、「こんな緊張するイベント、ほんとはイヤじゃない?」 と聞いてみたところ、まりにゃんは…。

「まりは平気だけど…。ママのことが心配で、緊張しちゃいそうだよ」

大丈夫、ママ? と、9歳のコドモに、気遣わしげに顔を覗き込まれて、私は…。私は…っ。

「まりにゃんだけが頼りなのっ!!」
と叫んで、ほっそり9歳児に、ひしっとしがみつきました。
「困ったわねぇ」 と言わんばかりの表情で、母の頭を撫で撫でする まりにゃん。
どちらも素でやっているのが、痛いです…。(かも)

 ブルグミュラー13番 コンソレーション  (2/24~5/19 レッスン回数:11回)

主旋律を際立たせるため、偶数番目に登場するソの音は、添える感じで、そっと弾く。
この主旋律だけを取り出して弾いてみたら、感覚がつかめてきた。ブルグ7番と同じ要領か。

イントロ部分の最後となる7小節目は、ゆっくり。
ralla tempo と来れば、言われなくても気付くべきだった。

メロディを覚えていないと、ミスタッチしても気付かないことに、気付く。

左手に、主旋律+保持音のパターンが移る2ページ目は、最初のうちは、どれほどスピードを落としても、まともに弾けなかったが、繰り返し繰り返し練習して、一旦慣れてしまえば、どうということはなかった。

強弱を付けた先生の模範演奏は、ふわっふわっとした印象。

テンポを揃えるのは、それほど難しくはなく、速度120で、まとめることにする。
ノーミス演奏は可能だが、ここという時に、特定の箇所で指がずれる。
確実さを上げるには、ひたすら繰り返し部分練習。

十分な練習を重ねた今回は、久しぶりに爽快感を伴う 『仕上げ』 だった。

 ブルグミュラー14番 シュタイヤー舞曲  (4/7~6/23 レッスン回数:10回)

スタッカートを、つい伸ばしてしまう箇所がある。
その指を軸にして、次の音の位置を探し当てていたためで、ここをスタッカートにすると、その次の音を、100%外してしまう。仕方ないので、そこは手元を見て演奏することにした。

スタッカートとスラーの使い分けは、慣れで克服。

8分音符からの前打音が、うまく入らず、そこだけ間が開く。

中盤は、右手も左手も、約2オクターブ間を、指がぴょんぴょん移動する。
目は鍵盤に釘付けになるので、ここは否応なく暗譜。
頭が硬いので、ミスタッチ以前に、音を忘れて、止まってしまうことが多い。

この曲の構成は、イントロ-A-B-C-B-A
A、B、C の順番に指使いが難しくなり、速度が落ちる。
Aパートを、意識的にゆっくり弾くようにすると、全体のテンポが揃う。

無意識でも、弾き通せるくらい、指の動きが身に付くと、メトロノーム練習も苦ではなくなる。
Cパートを安定して弾ける速度を、全体の速度に設定し、指定速度148に対して、110から始めてみる。最終的に、148まで出せるようになった。

一か八かの要素が強い、Cパート冒頭の指の大移動は、その2小節前辺りを弾いている時から、この移動を頭の中でイメージしてみると、ミスタッチ率が激減した。

今回も、自信をもっての、仕上げとなった。

 2008年1月~2009年6月(62回) レッスン終了曲

◇ ハノン
 1~20番
 (21番:レッスン中)

◇ バイエル
 100番・102番・105番・106番

◇ その他の曲
 すみれ(ストリーボック)
 メヌエット(バッハ)
 エチュード(ツェルニー)

◇ ブルグミュラー 25の練習曲
 1~14番
 (15番・16番:レッスン中)

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レッスンノート Vol.13 <09年1月~3月> 低迷期

この時期は特に、生活がバタバタしていて、家で集中してピアノに向かったことは、ほとんどなかった気がします。時間がなかった、というよりも、気分的なものですね。この頃は、ピアノに限らず、自分の生活の何もかもが、なっちゃいなかったです。

譜読みを、レッスンの時にやっているような状態でしたので、必然的に、仕上げまで時間がかかるようになりました。
先生にみていただける貴重な時間なのに、もったいない使い方をしちゃったなぁ…と、レッスンが終わるたびに、後悔していたものです。

後で思えば、思い切って休会する手もあったのでしょうが、一度も考えませんでしたねぇ。レッスンを休みたいとか、重荷だとかって。
あまりの進歩のなさに、先生には申し訳ないなーと、思っていましたが…。
身の回りが落ち着けば、また弾けるようになると、なんとなく信じていたので、低迷中の自分に、焦ることはなかったです。

滅多に弾かなくても、上達しなくても、レパートリーがどんどん記憶の彼方に消えて行ってしまっても、私にとって、ピアノは変わらず、いとおしい存在でした。

 ブルグミュラー11番 せきれい  (12/9~2/10 レッスン回数:7回)

両手でドミソの展開を弾いていく冒頭は、片手ずつなら問題ないが、両手で弾くと崩壊する。
和音の形にして片手ずつ弾く練習をしてみたら、ミスタッチ率が下がった。

その後に続く16分音符は、坂道を転がり落ちるようにスピードアッしてしまう。
ゆっくり弾くつもりで弾くと、ちょうどいい速度に落ち着くようだ。

重音スラーは、低い音の指を少しだけ早く放し、高い音はぎりぎりまで粘って、できるだけ途切れさせずに繋げる。

後半のドミソの展開は、序盤よりさらにミスタッチ率が高く、速度もがくっと落ちる。
指定速度120に対して、60がやっと。
ここの部分が、そこそこ安定して、速度90で全体を弾けるようになったところで、仕上げ。

ただ、練習でもミスタッチなしで弾けたことがないので、不安を残す仕上げとなった。

 ブルグミュラー12番 別れ  (1/13~3/24 レッスン回数:10回)

苦労したが、ドラマチックな雰囲気があって、好きな曲。
この曲は、楽譜からなかなか目を離せず、手元を確認する余裕があまりない。
そのため、ミスタッチを減らすまで、時間がかかった。

1行目は8分音符、2行目以降は3連符の連なり。そのテンポの変化を、正確に把握できていない。
それぞれ2小節くらいずつ取り出して、部分練習し、音の長さを揃える練習をする。
3連符の部分を、すらすら弾くために、リズム替え練習を繰り返す。

2行目後半の cresc. は、終わりの3連符2つを dimin. して弾くと、3行目の piano に、きれいに繋がる。
3行目も、2行目と同じ形で始まるが、こちらは forte に向かって、盛り上げる。

最後に4回繰り返す "ラドシラドミラ" では、最後で常に音を外し、その一つ手前のミの音は出しっぱなし。
ミの指を鍵盤から放しつつ、ラの位置を正確に覚えるように、反復練習。
指使いに気を取られると、今度はバタバタした弾き方になって、メトロノームと全然合わなくなる。

ミスタッチが減り、強弱が出せるようになると、次の課題は速度。
90から始めて、目標は110。出来れば、それ以上。

スピードアップ優先の練習を始めたら、全体のバランスが崩壊してしまった。
速度を大幅に落とし、80から始めて、90、100と段階的に上げて行ったら、110でも、メトロノームの音を聞けるようになった。

3連符の部分でなんとなく気が急いて、つい飛ばしてしまう。ここはひたすら抑えることを念頭に置く。
ミスタッチしやすい場所は、短く区切って、丁寧に弾く練習を繰り返して、確実性を上げる。

音の長さ、全体の速度を安定させ、ミスタッチがほぼなくなったところで、仕上げ。
レッスン回数は、初の2桁。

 2008年1月~2009年3月(51回) レッスン終了曲

◇ ハノン
 1~18番

◇ バイエル
 100番・102番・105番・106番

◇ その他の曲
 すみれ(ストリーボック)
 メヌエット(バッハ)
 エチュード(ツェルニー)

◇ ブルグミュラー 25の練習曲
 1~12番
 (13番:レッスン中)

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2008年12月23日 (火)

レッスンノート Vol.12 <08年12月> ピアノ歴1年

前月の反動で、一気に3曲、卒業できた月。
だから、11月分レッスンノートに、余裕なタイトルを付けられたんですよねぇ。
…って、1ヶ月遅れで書いたことが、バレるってば。

これで、ピアノ歴は1年になりました。
バイエルの100番台から始まって、ブルグミュラーを1番から10番までクリア。
まだまだ初級の域を出ませんが、私にしては、上出来。十分です。

自己満足できるレベルまで仕上がったのは、ブルグミュラーの8番と10番かな。
レパートリーを、増やして、そして、減らさない。
これが今後の目標です。

 ピアノレッスンノート #39~41
◆エチュード (ツェルニー) (レッスン:6回目) ~ 仕上げ

今ひとつだった後半も、ノーミス演奏は不可能ではない、というところまで漕ぎ着けた。当初、自分にはあり得ないと思っていた速度90で、安定して弾けるようになって、堂々と仕上げ。

◆ブルグミュラー9番 狩 (レッスン:8回目) ~ 仕上げ

区切って弾く練習ばかりしていたため、曲調が変わる所で指が迷い、入りが遅れる。ミスタッチを除けば、この繋ぎが私の最後の課題だった。特別な苦手箇所はなくなったものの、ノーミス演奏は、家でも達成できないまま、8回目のレッスンに臨む。単独で1回、連弾で2回、演奏。それぞれ2箇所ほど、全て違う場所でミスタッチ。全体的な演奏は安定したからか、そのまま仕上げ。

◆ブルグミュラー10番 やさしい花 (レッスン:4~6回目) ~ 仕上げ

連弾は4回目のレッスンから。この曲は好きで、上の空でも弾ける。序盤は、最後の重音がきれいに揃ったところで、ノンレガート奏法を卒業。中盤の前打音は、先生からは何も言われないが、何か違う気がして、8番でも活用したMIDIを、また利用。前打音が入るこの1小節だけを、1時間繰り返し弾いていたら、さすがにオットが音を上げた。指使いの後は、抑揚を付ける。1~2小節目を微妙にcrescし、3~4小節目をdiminして、ふわっとした感じで弾く。指定速度は116だが、曲の感じから、もう少しゆっくりでもいいそうで、100で通した。

◆ブルグミュラー11番 せきれい (レッスン:1~2回目)

ドミソの展開は、片手ずつなら弾けるのに、両手で弾くと崩壊。2行目の左手スタッカートが、なかなか決まらず、惰性で伸ばしてしまう。後半の重音スラーは、悪くなかったと思うが、次のドミソでまた引っ掛かり、最終行は消え入りたいほど、ひどい有様。これは単純に練習不足だと思う。

◆ 2008年1月~12月(41回) レッスン終了曲

◇ ハノン
 1~14番

◇ バイエル
 100番・102番・105番・106番

◇ その他の曲
 すみれ・メヌエット・エチュード

◇ ブルグミュラー 25の練習曲
 1~10番
 (11番:レッスン中)

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2008年12月22日 (月)

レッスンノート Vol.11 <08年11月> こういう時期があってもいい

11月は、仕上がった曲がありませんでした。
これが今回のトピックス……。

ブルグミュラーは、1曲を6~8週かけて仕上げています。
ですから、こういうこともありますよ。
量より質ですよ。
ええ。
負け惜しみではありませんとも。

ところで、このところ、事情により、練習時間を確保するのが難しいです。
あの騒動が起きるまでは、毎日1~2時間弾いていたというのに、今は、週に2~4時間。
復習にまで手が回らず、その結果、今では下記 『レッスン終了曲』 のうち、まともに弾ける曲は、半分も残っていませんよ。
1年前に習った曲を、今でもさらっと弾けてしまうコドモが、怪物に見えます。

本当は、優雅に習い事なんて、やっていられる状況ではないのですけれどね。
でも、日常がつらいと感じるこんな時こそ、打ち込める何かが必要なのです。
…と、自分に言い訳して、「やめる」 とは、決して言わない私。
オットも、引っ越しでピアノを失わなくて済むように、尽力してくれました。
全く世に貢献しない趣味ですが、出来る限り続けていけるように、頑張ります。

 ピアノレッスンノート #36~38
◆エチュード (ツェルニー) (レッスン:3~5回目)

後半のミスタッチ率が、依然として高い。複雑な指使いがあるわけではないので、単純に練習が足りていないのだと思う。課題のスピードは、毎週10ずつ上がって、80に到達。次回の目標は、90。

◆ブルグミュラー9番 狩 (レッスン:5~7回目)

ミスタッチ多発の右手3連符は、努力はしているし、確率も上がっているが、それでもどうしても、『確実』 には至らない。ミスタッチを減らすには、ゆっくり過ぎるくらいにゆっくりと、弾いてみるといい、とアドバイスされる。曲調につられて、弾いているうちにスピードアップしてしまって、自滅する。全体的に、すらすら弾ける箇所が少ない。2ページ目の短調の部分は、私好みなので、熱心に練習した。左手の伴奏が出過ぎないように、神経を使う。ノンレガート奏法で、指の位置と動きを確実に覚えこみ、7回目で、やっと仕上げの文字が見えてきた。

◆ブルグミュラー10番 やさしい花 (レッスン:1~3回目)

9番にてこずり過ぎて時間がなくなり、初めの2週は3分レッスン。両手の指の動き方が微妙に違う2行目は、慣れるまではぐちゃぐちゃ。部分練習で克服した…と思っていたが、左右の音が揃っていないらしい。こういう時は必ず、ノンレガート奏法の指示が出る。中盤の前打音は、超・部分練習。きちんと出るようになったら、前後の音を足していく。「レミレ」 → 「レミレ・ド」 → 「ド・ミ・レミレ・ド」 という感じ。中盤は、強弱をもっと際立たせる。crescの手前の左手は弱めに弾き、次で一気に盛り上げる。

◆ 2008年1月~11月(38回) レッスン終了曲

◇ ハノン
 1~14番

◇ バイエル
 100番・102番・105番・106番

◇ その他の曲
 すみれ・メヌエット
 (エチュード:レッスン中)

◇ ブルグミュラー 25の練習曲
 1~8番
 (9~10番:レッスン中)

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2008年10月29日 (水)

レッスンノート Vol.10 <08年10月> 騒音合戦

現在私は、2階に住んでいます。
そして、1階の住人さんは、ピアノの音が嫌いです。
正確には、ピアノよりも私を嫌っているようですが、まあ、それはおいておくとして。

1階の住人さんのうち、奥様の方は、もともと音全般に対して神経過敏なところがありました。ピアノの音が気に障るというのも、事実なのでしょう。ですので、奥様が在宅の折には、ピアノの音を出すのを控えることにしました。

ご主人の方は、多少の音では目を覚まさないタイプらしいです。ですが、仲よしご夫婦ですので、奥様に嫌な思いをさせる 『ピアノ』 に、いい感情は持っていないものと考え、ご主人が在宅の折にも、ピアノの音を出さないように、注意を払っていました。

私の夫は、できる限りの防音対策をした上で、昼間なら弾いてもいいという許可を、1階からもらって来てくれました。とはいえ、私としてはやはり抵抗があり、階下の留守時だけ音を出す、という日々を送っていました。

しかし、時には、1週間も2週間も、音を出す機会を得られない時期もあります。
ある日、弾きたい思いが高じて、過剰な遠慮を棚上げしよう、という気分になりました。7ヶ月も音を聞かせずにいてあげたのですし、少しくらい許されるはずですよ。勇気を出して、サイレントモードを解除しました。すると…。

2~3小節弾いたところで、階下でドアが勢いよく開く音がしました。それから、部屋から部屋へ、どすどす足音荒く歩き回る音、ドアを何度も強く閉める音、あちこちの窓を、がらっと開けては、ぴしゃっと閉める音。日常的な行為にしては、あまりに執拗で乱暴に感じられる物音が、やむことなく続きます。これはまさか、嫌がらせ?

この時家にいたのは、音を気にしないという、ご主人だけ。ほんの数秒、ピアノの音を聞いたことが原因で暴れ出すなんて、いくらなんでもあり得ませんよね。私の考え過ぎですよ。…と思いつつ、やはり不安は拭えず、落ち着かないので、結局10分程で演奏を止めました。すると、階下の物音も止まりました。

なんともいえない嫌な気分を抱えて、私はこのことを誰にも話さないまま、1階の住人にピアノの音を聞かせないように留意する日々を、さらに半年続けました。

私の弾きたい欲求が再び溢れた時、折しも、この家にいるのは、私と1階のご主人だけでした。半年前の出来事は、愚かな私の被害妄想だったのだと、自分を納得させるために、前向きな勇気を振り絞って、ピアノの音を出しました。その結果、半年前の状況が、パワーアップして再現されました。

勘違いだ、偶然だと、自分に強く言い聞かせながら、弾き続けてみましたが、それは現実逃避だと、もうわかってしまっています。どちらにしても、集中を欠く演奏はミスの嵐で、とても練習にはなりません。立て直せないとわかって、音を消しました。1階も静かになりました。義父の故意の嫌がらせだと、確信せざるを得ないこの結果を、心から残念に思いました。

ただ、初めはしおらしくしょげていた私ですが、段々腹が立って来ました。謂れのない、こんな嫌がらせに、屈してたまるものですか。怒りパワーに後押しされて、再びサイレント機能を外しました。

1階の人物は、また暴れ始めました。構わずにいると、ついに階段を上がって来ました。防音対策で設置した階段上のドアが、3回、ただ開け閉めされただけでした。ですが、その無言の圧力に、恐怖を覚えました。直接苦情を言われた方が、余程マシだったに違いありません。

そのうち、彼は自分の手足で音を出す行為に、疲れたようです。やっと静かになった…と思ったのも束の間、今度は大音量の演歌が、階下から響き渡りました。締め切った2階の部屋にまで、音を轟かせられるとは、一体どこまでスピーカーの音量を上げているのでしょう。

まともじゃない、と思いました。こういう人物が、斧をふりかざして、突然隣人に襲い掛かるんだ。私はこの時本気で、そんな恐怖に囚われました。指先がぶるぶる震えて、もうピアノどころではありません。
そして、2階が沈黙すれば、1階も連動して静まる法則が、またも成立しました。

家を出て行ってやるから金を出せと、この義理の親達から要求されたのは、その夜のことでした。結局、全財産を提供した挙句、私達の方が持ち家から追い出されるという結末に辿り着くわけですが、ピアノ騒音殺人事件を未然に防げたと思えば、これでも救いのあるThe Endなのかもしれません。

 ピアノレッスンノート #33~35
◆エチュード (ツェルニー) (レッスン:1~2回目)

ハノンのテキストに所々挟まれている、『レッツトライ』 の曲、第2弾。1~2行目は、上の空でも弾けるくらい弾き込んだ時点で、ミスタッチもなくなった。半音が入る3行目は、ミスタッチ率がまだ高く、ペースも落ちる。指の動きが細かいので、リズム替えパターンは、ひどい有様。テンポについてはほぼ問題ないため、次の課題は、スピードアップ。指定速度98に対して、今はまだ、60前後。

◆ブルグミュラー8番 優しく美しく (レッスン:5~7回目) ~ 仕上げ

すらすら弾けるようになった5週目以降は、抑揚を付けて、曲らしく仕上げる作業に移る。前半の終盤では、楽譜には書かれていないが、diminの手前をクレッシェンドして弾くと、盛り上がる。後半のメゾフォルテやcrescは、もっと強調。左手がメロディを受け持つ時は、右手より目立ってもいい。仕上げの連弾は、最後の1音以外はノーミスという、毎度御馴染みのパターン…。

◆ブルグミュラー9番 狩 (レッスン:2~4回目)

30分のレッスンにて、3番目にみていただくこの曲は、辿り着いた時には時間切れ直前。ブルグ8番が今月で終わったので、来月から本格的なレッスンになるのだろう。
曲調が変わると、テンポが崩れるので、メトロノームが必須。メトロノームにストレスを感じる時は、安定して弾けていない時。右手が、1オクターブ間をぴょんぴょん跳ねるので、ミスタッチがとにかく多い。先生から細かい指示はあまり出ず、レッスンはほとんど連弾。2台のピアノの音を 『聴く』 ことが、今回のテーマなのだろうか。しかし、ミスタッチの嵐に合わせなければならない先生は、相当大変だと思う。

◆ 2008年1月~10月(35回) レッスン終了曲

◇ ハノン
 1~14番

◇ バイエル
 100番・102番・105番・106番

◇ その他の曲
 すみれ・メヌエット
 (エチュード:レッスン中)

◇ ブルグミュラー 25の練習曲
 1~8番
 (9番:レッスン中)

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2008年10月27日 (月)

レッスンノート Vol.9 <08年9月> MIDI

音符の長さを正確に弾き分けるために、普段はメトロノームを使用します。
でも、最近弾いているブルグミュラー8番は、メトロノームが1回 「カチ」 という間に、8分音符を1個と32分音符を4個、弾かねばなりません。
最初と最後の音以外は、はっきり言って位置が全然合っていません。

メトロノームのテンポを、もっと細かく刻む、という手もありますが、あまりカチカチ言い過ぎるのも、混乱の元。
CDの模範演奏を参考にしようにも、レベルが高過ぎて、私には4つの音が2音にしか聞こえない…と来ては、実践的な練習の役には立ちません。

そこで登場するのが、MIDI です。

音楽の規格である MIDI の定義は、デジタル用語の嵐で、私には全く理解できません。
パソコン上で速度を変えて再生することができる音楽だ、という認識のみで、今これを書いていますので、深く突っ込まないでやってくださいな。
とにかく、MIDI なら、一つ一つの音をはっきり聞き取れるところまで速度を落として、聞くことができます。

今レッスン中の、ブルグミュラー25の練習曲の MIDI 版は、幸い、あるサイトで無料配布されていました。
必要な曲をダウンロードし、私がついていける速度までテンポを落として、パソコンで再生。このゆっくり演奏に合わせて、ピアノを弾いてみます。

30分くらい、連続再生 & 連続演奏し続けたでしょうか。
頭が朦朧としてくるまで繰り返し弾き続けた結果、音符の正確な長さが、感覚として身に付きました。

頭が悪くても、感覚が鈍くても、根気は有効でした………というお話です。

ところで、私がこの MIDI をいただいて来たサイト、ラインムジーク の、『オルゴール MIDI』 というページからは、ケータイの着信メロディも、無料でダウンロードできます。私のケータイの着信音は、シューベルトのアヴェマリアと、パッフェルベルのカノン。とってもきれいですよ~。クリスマスの曲もいろいろあるので、この時期、お勧めです。

 ピアノレッスンノート #29~32
◆ブルグミュラー7番 清らかな小川 (レッスン:3~6回目) ~ 仕上げ

前半の、ピアニッシモの3連符は、1音目を強調しようとすると、2音目が抜ける。全部の音を、しっかり出すように心がけながら、1音目の旋律のみを頭の中で歌うようにしたら、どうにか微妙な強弱が出せるようになった。

後半は、両手を使った3連符で、ペダルも断続的。両手と右足が、楽譜通りに動くようになるまで、何百回弾いたかわからない。必死になって弾いていると、坂道を転がり落ちるようにスピードアップしてしまう。気持ちゆっくり弾くと、ちょうどいい。

ペダルはとにかく慣れ。踏んで放して…のタイミングが、リズミカルになるまで1ヵ月がかり。全体を、そこそこ無難に弾けるようになったのは5週目。仕上げは、そこからプラス2回。そして、七夕の願い、「ブルグ7番をきれいに弾けるようになりますように」 は、叶った。

◆ブルグミュラー8番 優しく美しく (レッスン:2~4回目)

32音符の登場で、拍を取るのに苦労した曲。前半はひたすら、『タン・タタタタタン・タタタタタン』 のリズム。メトロノームを使っても、合うのは小節の頭の1音のみ。先生が、2拍子のリズムを勧めてくださり、これが、感動的なまでに弾きやすかった…! それでも、32分音符のかたまりは、間隔がばらばら。このテンポ問題は、ネットで仕入れた MIDI を利用して、5週目にクリアした。

但し、ミスタッチなし、テンポぴったりで弾いても、即仕上げ…とはならない。問題は、全体に漂う単調さ。強弱付けの指示をいただいたものの、強弱記号自体が少ない。曲らしく聴かせるためには、なけなしの感性で勝負するしかないのか?

◆ブルグミュラー9番 狩 (レッスン:1回目)

右手のスタッカート3連符で、指がよく迷子になるのが悩み。先生の模範演奏を観察して、迷子の原因は、無駄に動き過ぎる自分の手にある、とわかった。1音目のスタッカートの切り方が甘く、オクターブ下がった同音連打で、手がさらに左に流れるため、定位置に戻れなくなっている。極力腕を動かさず、小指を軸にして、指の開きで弾くようにすれば、安定しそうだ。

◆ 2008年1月~9月(32回) レッスン終了曲

◇ ハノン
 1~13番

◇ バイエル
 100番・102番・105番・106番

◇ その他の曲
 すみれ・メヌエット

◇ ブルグミュラー 25の練習曲
 1~7番
 (8~9番:レッスン中)

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2008年9月21日 (日)

レッスンノート Vol.8 <08年8月> くるくるピアノ

音符を見た瞬間に、何も考えなくても、正確な鍵盤に指が乗っている。
こんなワザが私にもあったなら、初見演奏、どーんと来い。何だってすらすら弾ける気になれそうです。

しかし残念ながら私は、反射神経も頭の回転も究極のおニブ。硬化した(え?)脳ゆえに、ネットで見つけた鍵盤位置のイメージトレーニング法も、5分で挫折しました。
芸のない人間は、ただひたすら弾いて弾いて弾きまくって、指に動きを覚えてもらうしかありません。応用は全くききませんが、覚えた曲なら一応弾けます。

但し、指の記憶など、弾かなければ忘れます。それこそあっという間です。3日も間が空けば、もうかなり怪しいです。
ピアノと何日も離れ離れになってしまう里帰りは、そんな私にとっては致命的。今年の夏休みの帰省予定は7日間。どうする、私。

実は、帰省前…というか春休みの後に、私は指ボケ防止アイテムを購入しておきました。商品名は、ハンドロールピアノ。くるくる巻いて持ち運べる、平たい鍵盤です。
帰省中、使ったのは3回だったかな。比較の対象を、紙の鍵盤くらいにしておけば、心を打たれる素晴らしさ。求め過ぎれば悲しみが…?

そして1週間後。久しぶりに、本物のピアノに触れてみたところ…。

なんて弾きやすいの…!
鍵盤が軽いっ(と感じる)。ぎゅうっと押さなくても音が出るっ。しかも…。おお、どうしたことでしょう。たどたどしかった指替えスケールを、いつの間にか、すらすら弾けるようになっているではありませんかっ。

ちょっと弾きにくい携帯ピアノには、ピアノ弾き養成ギプス効果があるようです。

 ピアノレッスンノート #26~28
◆ブルグミュラー5番 無邪気 (レッスン:6回目) ~ 仕上げ

弾けども弾けども上達しない場合は、初心に返るのも有効な手段。指の形に注意してみたら、弾き心地が悪かった2箇所共、あっさりクリア。先生と連弾して、後半を2~3度弾き直して、仕上げ。

◆ブルグミュラー6番 進歩 (レッスン:2~4回目) ~ 仕上げ

この曲の課題は、16分音符スケールを、左右揃えて弾き切ること。速度80だと16分音符は楽になるが、その分、超スローテンポと化す後半の8分音符で、待てずに自滅を繰り返す。ブルグ5番同様、指替え部分で間が開く。ハ長調のスケールを練習し、指の移動が遅れる原因として、左手に無駄な動きがないか、見直して調整。努力の甲斐あって、スピード仕上がり。

◆ブルグミュラー7番 清らかな小川 (レッスン:1~2回目)

強弱のコントロールが難しい、と一言で語れるところを、あえて詳細に記述してみたりする。

<前半の注意事項>
1.右手の3連符は、1番目の保持音を主旋律として強調。2~3音目は、そっと添える。
2.3連符内で強弱を付けつつ、全体にも強弱を付ける。pp → cresc → dimin → pp → cresc →…と盛り上げて、ふわっとしたスタッカートで切る。
3.左手の伴奏は、右手の音量を超えない。
4.半小節毎に、ペダルの踏み替え。

どこまで楽譜の記号を体現できているのか、我ながら定かではない。しかし、2ヶ月自習して、ろくに進歩がなかったというのに、10分×2回レッスンを受けただけで、がらっと演奏が変わるのが、レッスンの醍醐味。強弱3連符は、1音目のみを取り出して、繰り返し弾いてみることで感覚をつかむ。後半は、右手の休符を意識したら、CDのイメージに近づいた。初めて演奏にペダルを取り入れる。ペダルの踏み込みと左手の移動のタイミングが、つい合致してしまう…。

◆ブルグミュラー8番 優しく美しく (レッスン:1回目)

ブルグ7番に手こずり過ぎて、予習をほとんど進めていなかったため、曲の形になっていない状態から、レッスンスタート。果てしなく下手な自分を再認識。32分音符は、まるでなっていない。8分音符を1拍と数えて、ゆっくり均等に弾く。

◆ 2008年1月~8月(28回) レッスン終了曲

◇ ハノン
 1~12番

◇ バイエル
 100番・102番・105番・106番

◇ その他の曲
 すみれ・メヌエット

◇ ブルグミュラー 25の練習曲
 1~6番
 (7~8番:レッスン中)

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2008年9月20日 (土)

レッスンノート Vol.7 <08年7月> 録音

我が家のピアノは、基本的に音出し禁止です。が、常時ヘッドホン着用も鬱陶しいので、ピアノのヘッドホン端子とCDプレイヤーの外部入力端子を、繋いであります。

音質は泣けるほどに劣悪です…という話はさておき、これって、自分の演奏をワンタッチで録音できる環境なのでは?
と、今ごろ気付いた私は、早速MDに試し録音。多少のミスタッチは目を瞑ることにして、再生してみると。

なななんなのです、これ………っ。
この可哀そうなほどの、たどたどしさ…!
こんな聞き苦しい演奏が、この世に存在していいのでしょうか?!

さすがに、全てがそこまでひどかったわけではありませんが(なけなしの自尊心)、ビミョーかなぁ…との自覚があるフレーズは、確実に騒音公害レベル。私ってば、こんなものを、耳が異様に発達した娘に、毎日毎日聞かせていたのね。これはある意味で虐待です。

漫然と弾いていると、案外気付かない、欠点や妙な弾き癖。
より一層の精進が必要であると実感するために、こうして自分を客観的にみつめる機会を、設けてみるのもいいですね。…たまには。

 ピアノレッスンノート #22~25
◆ブルグミュラー4番 小さなつどい (レッスン:5-7回目) ~ 仕上げ

重音スラーが、私の課題。特に、上がるスラーが弱い。部分練習を重ねて、指を垂直ぎみに立てて、丁寧に弾くことを意識したら、急にきれいな音が出るようになった。ただ、リピートを入れて最後まで通して弾くと、やはりかなり疲れる。仕上げの時、4回連続で弾いたところ、回数を重ねるほど、指がもつれてへろへろに。楽譜に書かれた120の速度で、仕上げ。

◆ブルグミュラー5番 無邪気 (レッスン:2-5回目)

16分音符部分の、速さと強さが一定していないそうで、各種リズム替え。指替え直後、必ずわずかに間ができる。連続16分音符の直後の8分音符は、ややテンポが早まる。このパターン、多いな…。バイエル106番然り、ブルグ3番然り。後半の指替えスケール、下行でシ(♭)に4の指を持っていくのは、かなりきつい。でも、これは子供向けに作られた曲だよね…? 速度は、当面65~70で練習中。

◆ブルグミュラー6番 進歩 (レッスン:1回目)

左右同時に弾く16分音符が、合わない。右手が転び、左手は遅れる。なんとか合わせられる速度は、76。ちなみに、楽譜上の指定速度は120。右手が休符から入る中盤は、テンポ崩れに注意。スタッカートの切り方は、弱め。

◆ 2008年1月~7月(25回) レッスン終了曲

◇ ハノン
 1~11番

◇ バイエル
 100番・102番・105番・106番

◇ その他の曲
 すみれ・メヌエット

◇ ブルグミュラー 25の練習曲
 1~4番
 (5~6番:レッスン中)

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